PROJECT REPORT

マイナビオールスターゲーム2022
開催記念野球イベント in 伊予市

リアルで︕オンラインで︕
野球愛と技術を高める1日がスタート

 愛媛のほぼ中央に位置し、瀬戸内海に面した伊予市。山海の幸に恵まれ、唐川びわ、鱧、中山栗などの特産品に力を入れたまちづくりを進めている。マイナビオールスターゲーム2022 のファン投票締め切りまで残り1週間となった6 月19 日、10 万㎡という広大なアクティビティ施設「ウェルピア伊予」で野球イベントが行われた。

 この日は、地元の少年野球チームを中心に年長児から小学6 年生の48 人とその保護者が集まった。
開会式では武智邦典伊予市長の挨拶に続き、オンラインで指導にあたる福岡ソフトバンクホークスOB の帆足和幸さんが、大切なのは「野球が好きであること」「考える力」「継続すること」、プロ野球選手を夢ではなく“目標” として頑張ってもらいたいと画面ごしに伝えた。

「ホークスジュニアアカデミー」講師による
オンラインピッチング指導

 子どもたちは体育館と野球場に分かれ、リアルとオンラインのプログラムがスタート。
 体育館ではオンライン機器を駆使し、帆足さんと、同じく福岡ソフトバンクホークスOBの吉住晴斗さんによる遠隔投球指導を受けた。「お願いします︕」と元気にあいさつし、カメラを前に2人で5往復のキャッチボール。それを見て、コーチが1人1人に足の位置や腕の振りを分かりやすくアドバイス。コーチの指導を踏まえて再度キャッチボールをすると、その違いは歴然だ。

 バッティングでは、トレーニングアプリ「AIスマートコーチ」を体験。2020 年にNPB 史上初のトリプルスリーと首位打者を同時達成した柳田悠岐選手のスイングと比較して「どこまで似ているか︕」を数値でチェック。パーセンテージが上がるたびに大盛り上がり。平均60%程度、最高記録は82%という結果だった。画面でバッティングフォームを見て分析できるこのアプリをダウンロードする監督や保護者が多数見られた。

梅雨の合間に、汗と笑顔が輝く実技指導

 楽しみにしていた子どもたちの願いが通じたのか、梅雨の合間の運動日和。
 野球場では、キャッチボール、ティーバッティング、ストラックアウト、守備に分かれて、たっぷり指導を受けた。日頃から野球に取り組んでいる子が多く、ストラックアウトでは投げる前に目標パネルを決めたり、守備では、足の開き方や捕る位置について個々のクセを指摘するなど、具体的で丁寧な指導を受けていると、あっという間の2時間だった。
指導にあたった愛媛県民球団の選手の中には伊予市出身の“先輩” も参加していて、指導の合間に子どもたちから囲まれ、笑顔がこぼれていた。

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