離乳食で【ぶり】はいつから食べられるのか?

体験談

離乳食が始まった赤ちゃんには、なるべく栄養価の高いものを食べさせてあげたいものです。今回は、魚の中でも特に栄養価の高い【ぶり】の離乳食について、いつから食べられるのか、どんな栄養価があるのか、保存方法や注意点などを解説させていただきます。

【ぶり】は栄養価が豊富な魚

ぶりはとても栄養価が豊富な魚で、離乳食の段階から食べておきたい食材です。まずは、ぶりとはどんな魚なのかを解説させていただきます。

【ぶり】は赤身魚

ぶりの魚の種類は色々と言われていますが、正解は赤身魚です。よく青魚と白身魚と間違えられることが多いですが、この種類を間違えると離乳食時の赤ちゃんは大変なことになりますので注意してください。理由は次の章で解説させていただきます。

離乳食では白身魚は初期や中期から食べられます。赤身魚は離乳食中期から食べられますが、ぶりは脂が多いので

ビタミンB群やビタミンDが豊富

ぶりは、ビタミンB群やビタミンDが豊富です。ビタミンB群は、疲労回復・神経や筋肉の発育・動脈硬化の予防などの効果があります。また、ビタミンDは骨の形成を促す働きをします。

EPA・DHAも豊富

ぶりには、EHA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれており、脳を活性化させて記憶力の向上などの効果があります。また、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きもあり、生活習慣病の予防にも効果があります。

これらの理由から、ぶりは大人にとっても、赤ちゃんにとっても、とても栄養素が高い魚であり、食べておきたい食材です。次の章では、実際にいつからぶりを食べられるのかを解説させて頂きます。

【ぶり】が食べられるのは、離乳食後期から

ぶりが食べられるようになるのは、離乳食後期からとなります。この章では、その理由を解説させていただきます。

【ぶり】は離乳食後期の9~10ヶ月から

ぶりは、離乳食後期である、9~10ヶ月頃から食べさせるようにしましょう。赤ちゃんが離乳食として魚を食べさせるのは、白身魚→赤身魚→青魚の順番になります。次に離乳食時期によっての食べられる魚をご紹介します。

離乳食初期は白身魚

離乳食初期の5~6ヶ月頃は、白身魚をあげるようにしましょう。種類は、タイ・ヒラメ・カレイなど脂肪分の少ない魚です。しらすも初期から与えても大丈夫です。しかし、白身魚でもタラはアレルギーを起こしやすいので注意しましょう。

離乳食中期は赤身魚

離乳食中期の7~8ヶ月頃は、赤身魚も食べられるようになります。種類はサケ・マグロ・カツオなどです。ここで気をつけなければならないのが、ぶりは赤身魚だけど離乳食中期に食べさせてはいけないということです。ぶりは離乳食後期にから与えるようにしましょう。

離乳食後期は青魚

離乳食後期の9~10ヶ月頃は、青魚も食べられるようになります。アジやイワシから始めて、慣れてきたらサンマやサバも食べさせてあげましょう。ぶりを食べさせるのも、この離乳食後期からとなります。

離乳食初期や中期に食べるとアレルギーを起こす危険性がある

ぶりを離乳食後期から食べさせる理由は、初期や中期に食べさせるとアレルギーを起こす危険性があるからです。ぶりを初期や中期に食べさせると、口の周りがかゆくなったり、じんましんなどを起こす可能性があります。

また、ぶりは魚の中でも特に脂分が多いので、加熱して脂分を落としてから食べさせるようにしましょう。間違っても刺身など生で食べさせると、食中毒になる危険性がありますので絶対にやめてください。

次の章では、ぶりの保存方法や注意点を解説させていただきます。

離乳食用【ぶり】の保存方法と注意点

離乳食で使用するぶりは、どのように保存するのか、またどんな注意点があるのかを解説させていただきます。

刺身用を使用する

離乳食にぶりを使用するときには、刺身用のものを使用してください。まだ抵抗力が低い赤ちゃんに対しては、なるべく新鮮なものを食べさせてあげましょう。刺身用は大人が生で食べるものなので、新鮮なものです。ただし、離乳食の場合は刺身用のぶりを加熱してから食べさせるようにしてください。

茹でた切り身を小分けにして冷凍保存

離乳食用のぶりを保存したい場合は、刺身用のぶりを茹でたり蒸したりなど、加熱してから冷凍するようにしましょう。その時に、3・4等分して小分けにしておくと、いざ使用するときには便利です。

ただし、冷凍してから1ヶ月以内には使用するようにしましょう。

血合いを取る下ごしらえをしないと臭みが残る

ぶりの下ごしらえで、骨や皮を取ると思いますが、血合いも取るようにしましょう。ぶりの血合いの部分は、赤ちゃんが食べても問題はありませんが、臭みや苦味が残りやすいので嫌がる場合があります。

魚嫌いにさせないためにも、下ごしらえでの一手間が大切です。

脂が多すぎたら量を調整する

脂分が多いぶりの場合は、加熱するなどで脂分を落としてから使用しますが、それでも多いときには、量を減らすなどの工夫をしてみてください。脂分の過剰摂取は赤ちゃんにとって良くありませんので注意してください。

次の章では、簡単に作れる、ぶりの離乳食レシピを3つご紹介します。

【ぶり】の簡単離乳食レシピ

最後に、簡単に作れる、ぶりの離乳食レシピを3つご紹介します。ぶりの栄養で元気な赤ちゃんを育てましょう。

ぶり大根

まずは定番の、ぶり大根です。ぶり大根は子供から大人まで人気の食事ですが、離乳食の場合は味付けを薄めにするようにしましょう。ぶりの切り身2切れに対して、砂糖や醤油を大さじ1程度の味付けでも大丈夫です。

ぶりとかぼちゃの煮付け

ぶりとかぼちゃは相性が良く、共に栄養価が高いので離乳食には適しています。ほぐしたぶりとかぼちゃを、出汁と醤油・砂糖で汁気がなくなるまで煮れば完成です。簡単に作れますので試してみてください。

ぶりの煮込みうどん

ぶりの煮込みうどんは、赤ちゃんにとても人気の離乳食です。ほぐしたぶりとうどんを、出汁で煮込むだけの時短レシピなのでとても簡単です。小松菜やほうれん草を一緒にトッピングしても美味しくいただけます。

まとめ

◎  ぶりの種類は赤身魚です。

◎  ぶりは、ビタミンB群やビタミンDが豊富です。

◎  ぶりには、EHAやDHAが多く含まれています。

◎  ぶりは、離乳食後期である、9~10ヶ月頃から食べられます。

◎  ぶりを離乳食初期や中期に食べさせるとアレルギーを起こす危険性があります。

◎  ぶりを生で食べさせると、食中毒になる危険性があります。

◎  ぶりを離乳食に使用するときには、刺身用のものを使用してください。

◎  冷凍保存するときは、加熱してからにしましょう。

◎  下ごしらえで、血合いも取るようにしましょう。

◎  脂分多いときには、量を減らすなどの工夫をしてみましょう。

今回は、離乳食にぶりを使用するときの時期と、ぶりの栄養素、また注意点やレシピをご紹介させていただきました。魚はぶりに限らず子供にとって欠かせない食材です。魚をたくさん食べて、元気なお子様を育てましょう。

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